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【管理者向け・運用⑥】キャリブレーションルールの作り方

Talentifyサポート2026-01-16

キャリブレーションルールは、グループに対して適用する集計・判定のロジックです。昇給予算のチェックや評価分布の確認などを、計算式で柔軟に定義できます。この記事では、ルールの作成方法(対象フェーズ・モード・計算式・しきい値)を説明します。

グループの作成やルールの割り当ては「【管理者向け・運用⑤】キャリブレーションの設定」を参照してください。

  • ルールは、特定の評価フェーズ(一次評価・二次評価・三次評価など)に紐づけて作成します。

  • 紐づいたフェーズの評価者だけが、そのルールでキャリブレーションを実行できます。

  • 自己評価フェーズとフィードバックフェーズは、キャリブレーションの対象外 です。

利用イメージ:

  • 部署マネージャー向け:一次評価フェーズに紐づけ、部署内の評価分布をチェック。

  • 上位役職者向け:二次・三次評価フェーズに紐づけ、複数部署をまたいで調整。

  • 人事担当者向け:最終評価フェーズに紐づけ、全社的な分布を調整。

自動設定モードでは、反映先に選べるのは、紐づけたフェーズに対応するフォームの項目のみです。担当範囲外のフォームを誤って上書きしないための制約です。

ルールには2つのモードがあります。作成時に選びます。

集計結果を、設定したしきい値と比べて「OK/警告/エラー」を判定します。

  • グループレベル判定:グループ全体の集計値を判定します(例:昇給合計が予算を超えたらエラー)。

  • 対象者レベル判定:個々の対象者の値を判定します(例:平均から大きく外れた人を検出)。

  • 設定項目:評価対象の値(計算式)、エラー比較演算子・エラーしきい値、警告比較演算子・警告しきい値。

  • 実行結果:ルールごとにサマリカードでOK/警告/エラーを表示し、対象者一覧ではエラー対象者を赤、警告対象者を黄でハイライトします。

集計や判定の結果を、評価フォームの項目に一括反映します。

  • 反映先フィールドには、紐づけたフェーズのフォームの項目のみ指定できます。

  • 実行時の注意:

    • 対象フェーズの回答がない対象者には反映されません(スキップ)。

    • 対象フェーズの回答が 確定済み の対象者には反映されません(スキップ)。

    • 反映できなかった件数は、適用件数とあわせて通知されます。

  • しきい値の上書きは、自動設定モードでは対象外です(バリデーションモードのみ)。

計算式は、自動計算フィールドと同じ関数・演算子を使えます(Googleスプレッドシート互換)。キャリブレーション特有の点は、グループ内の全対象者の値をまとめて扱える点です。

  • {フォームタイプ.フィールドキー}:各対象者の値(スカラー)。例:{first.raise_amount}

  • [フォームタイプ.フィールドキー]:グループ内の全対象者の値の配列。集計関数に渡します。例:AVERAGE([first.raise_amount])

  • 集計関数(例):SUMAVERAGECOUNTIFCOUNTASTDEVABS など。

  • 論理結合は AND() / OR() 関数を使います(&&||andor などの中置演算子は使えません)。

利用できる関数の詳細は、自動計算フィールドと共通です。実画面の式入力欄のサジェストでも確認できます。

昇給合計が予算を超えるとエラー

項目

設定値

評価対象の値

SUM([first.raise_amount])

エラー比較演算子/しきい値

> / 5000000

警告比較演算子/しきい値

> / 4500000

S評価の比率が上限を超えるとエラー

項目

設定値

評価対象の値

COUNTIF([first.rank], "S") / COUNTA([first.rank]) * 100

エラー比較演算子/しきい値

> / 10(10%)

警告比較演算子/しきい値

> / 8(8%)

平均から大きく外れた人を検出

項目

設定値

評価対象の値

ABS({first.raise_amount} - AVERAGE([first.raise_amount]))

エラー比較演算子/しきい値

> / 1000000

警告比較演算子/しきい値

> / 700000

  • キャリブレーションは「対象者×フォームにつき回答が1件存在する」前提で集計します。

  • 同じフェーズに複数の評価者を割り当て、それぞれが別々に回答する運用は、キャリブレーションの集計対象外です(どの回答が採用されるかは保証されません)。複数評価者運用のフェーズでルールを使う場合はご注意ください。

  • ルールの式が、削除済みまたは存在しない評価フォームの項目を参照している場合、サマリカードがエラー状態になり、対象の参照キーが表示されます。式の参照先を見直してください。

  • ルール作成画面の項目名(対象フェーズ・モード・評価対象の値・しきい値・比較演算子)

  • バリデーション/自動設定モードの表記

  • 計算式入力欄のサジェスト・関数候補の文言

  • 自動設定実行時のスキップ・適用件数の通知文言